ハローワーク

【ハローワーク】職業訓練で転職に有利な資格や知識を身につけられる?

職業訓練

転職先を探す時には、前職の経験を活かしてキャリアアップする方法と、今までとは異なる業界で新しい仕事にチャレンジする方法がありますよね。

しかし、新しい業界での仕事にチャレンジする場合、求人票の応募条件に書かれている必要な職業スキルや知識、技術がなくて、採用試験を受けることすらできない状況に直面することがあるかもしれません。

あ〜ちゃん
あ〜ちゃん
新しい仕事にチャレンジしたいけど・・・このまま諦めるしかないのかな?

諦めるのはまだ早いです!失業後、希望する仕事に就くために必要な職業スキルや知識などを習得することができる公的制度があるのを知っていますか?

今回は、ハロートレーニング(公共職業訓練、求職者支援訓練)について紹介していきたいと思います。

ハロートレーニングとは?

ハロートレーニングとは、雇用保険(失業保険)を受給している求職者を主な対象とする「公共職業訓練」と、雇用保険を受給できない求職者を主な対象とする「求職者支援訓練」の総称。キャリアアップや、希望する就職を実現するために、必要な職業スキルや知識を習得することができる公的な制度です。

職業訓練はどのような人が受講できるの?

働こうとする人、働く人すべてが対象。これから就職を目指す人ならば、失業中の人だけでなく、働きたいのにキャリアが少ない等、状況は問われません。また、障害をお持ちの方、学卒者の方、スキルアップをめざす在職者の方向けの訓練もあります。(学卒者や在職者の方を対象としたハロートレーニングは有料となります。)

公共職業訓練と求職者支援訓練の違いは?

公共職業訓練と求職者支援訓練は、どちらも就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練ですが、雇用保険受給中の人と雇用保険を受給できない人(雇用保険に入っていなかった人や受給終了した人)で利用できる制度が異なります。

あ〜ちゃん
あ〜ちゃん
違いをみてみましょう

公共職業訓練(離職者訓練)

公共職業訓練には、雇用保険法による『指示』、求職者支援制度による『支援指示』、これら以外で『推薦』という3つの受講区分があります。

指示雇用保険受給中の方で、かつ、訓練が開始される日(入校日)時点において雇用保険の支給残日数が条件以上残っている早期受講が条件
※給付制限中に入校すると、入校時から制限が解除され、基本手当が支給される

支援指示求職者支援制度による「職業訓練受講給金」対象者

推薦指示や支援指示以外の方

指示>支援指示>推薦の順で、訓練校に通うための優先順位があります。また、受講区分により支給される手当などが異なります。
対象者 常用就職を目指す求職者
受講料 無料(テキスト代等は自己負担)
訓練期間 3ヶ月〜2年と対象コースによって様々
訓練期間中の給付金 受講区分により異なる。

  • 指示→訓練の受講中は給付期間が延長され、雇用保険の基本手当が支給される。(受講手当+通所手当の支給もあり)
  • 支援指示→職業訓練受講給金が支給される。
  • 推薦→手当などの支給なし
選考試験 筆記試験と面接試験による選考

求職者支援訓練(求職者支援制度に基づく認定職業訓練)

「求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度です。民間訓練機関が厚生労働大臣の認定を受けた職業訓練を実施します。社会人としての基礎的能力及び短時間で習得できる技能等を習得する「基礎コース」と、就職希望職種における職務遂行のための実践的な技能等を習得する「実践コース」があります。

対象者 主に雇用保険を受給できない求職者(受給が終わった方も含む)
受講料 無料(テキスト代等は自己負担)
訓練期間 2ヶ月以上6ヶ月以下
訓練期間中の給付金 なし。※特定求職者で要件を満たす場合は、職業訓練受講給付金(月10万円)の支給あり
選考試験 面接試験のみでの選考となる場合が多い

職業訓練のコースを選ぶ時の注意点

原則、職業訓練受講修了後、1年間は他の職業訓練を受講することができません。また、途中で職業訓練に通うのを辞めてしまった場合も同様に、その後1年間、他の職業訓練を受講することはできません。職業訓練はカルチャースクールではなく、再就職するために行う訓練だということを忘れずに、自分が就職するために必要なのはどの訓練なのかをよく考えて、慎重に選んだ方が良いでしょう。

また、訓練コースによって募集期間や、受講期間も異なってくるので、受講したい訓練コースについて事前によく確認しておきましょう。

職業訓練への申し込み方法は?

職業訓練に通いたいと思ったら、まずは自分の居住地の管轄のハローワーク(職業安定所)で「職業相談」を受ける必要があります。ハローワークでの職業相談で、訓練が必要と判断されれば、受講申込・事前審査書等の必要書類を貰うことができます。募集期間内に、ハローワークへ必要書類を持参し、提出→選考試験となる流れが多いようです。

ハローワークや訓練校によっても異なると思うので、詳細は居住地の管轄のハローワーク(職業安定所)にてご確認ください。

参考:厚生労働省HP

実際に私が行った職業相談の流れ

離職票が届いた翌日に失業保険の受給手続きへハローワークへ行きました。

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1回目の職業相談

雇用保険説明会の日程が、自分の予想よりも遅い日を指定されたため、まだ「雇用保険受給資格証」が発行されていないのですが、このまま1回目の職業相談を受けることにしました。

1回目の職業相談の内容
  • 職業訓練(公共職業訓練、求職者支援訓練)についての説明
  • 訓練受講の希望・必要性の確認
  • 特定求職者としての要件などの確認
  • 求職者支援制度(給付金)の説明
  • 今、募集期間中で6月スタートの職業訓練のコースと、来月募集開始で7月スタートの職業訓練のコースの説明

この職業相談を受けたことで、雇用保険受給者の私が受講するのに良いのは公共職業訓練の方だということと、給付制限あり給付制限なし受講に必要な残日数が異なるということがわかりました。ただし「雇用保険受給資格証」がまだ発行されていないので、自分が給付制限あり給付制限なし、どちらに該当するのかが現時点ではわかりません。

「もし、給付制限なしとなった場合は、6月または7月スタートの訓練コースにはチャレンジできるけど、8月スタートの訓練コースは残日数が足りなくなる可能性が高い。毎月同じコースが設定される訳ではないので、受講したいコースがあるのなら、チャンスを逃さないようにしてください」と相談員に教えてもらいました。

そして、ちょうど私が指定されている雇用保険説明会の日が、6月スタートの訓練コースの応募締切日となっているため、給付制限あり給付制限なしを確認してから職業訓練の受講について検討するのでは遅いということもわかりました。

訓練内容を見て、私が受講したいと思った公共職業訓練は2つありました。どちらも6月スタートの訓練だったため、事前に職業相談を受けて本当に良かったです。この日は、求人票などをよく見て、今後の就職のためにどちらの訓練を必要とするかを選択し、決まったらまた職業相談にくるように指示され帰宅しました。

2回目の職業相談

数日後、受講したい職業訓練コースを決めたので再びハローワーク(職安)へ2回目の職業相談に行きました。

2回目の職業相談の内容
  • 職業訓練を受講したい旨を報告
  • 希望する職業訓練コース・選んだ理由を伝える
  • 受講する=就職に繋げる意志があるのか確認・審査される
  • 講資格を得ることができたため、受講申込に必要な書類についての説明
  • 書類の提出方法と、選考試験についての説明

入学願書用の写真が用意できれば、そのままハローワークで書類を記入→提出することも可能です。私の場合は、雇用保険説明会に参加する日が希望コースの募集締切日のため「雇用保険受給資格証」が発行されてからの提出で間に合うとのことだったので、今回は持ち帰って記入し、改めて提出することにしました。

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最後に

職業訓練は転職したいのにスキルが不足している時に、必要なスキルを身につけることができる制度です。真面目に受講し、資格に合格できるだけの知識を得ることができたら、新しい仕事にも自信を持ってチャレンジできるようになると思います。もし、転職したいけれど別業界だからと躊躇しているのならば、職業訓練を利用してみてはいかがでしょうか?

職業訓練まとめ
  • 職業訓練には「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2種類ある
  • 自分のおかれている状況によって受講できる訓練コースや給付金が異なる
  • 受講料は無料(テキスト代等は自己負担)
  • 受講したい場合は、まずはハローワークで職業相談を
  • 職業訓練校に入学するには選考試験あり
  • 自分が希望したコースを必ず受講できる訳ではない